こんにちは。前回の紹介した腰袋に収納している工具を紹介していきます。
腰袋編はこちら↓

まだ自分の腰袋に収納する手工具が定まってない、、、
という方の参考になれば幸いです。
ちょっと数が多いですがやっていきましょう。
コンベックス(スケール)

コンベックス(スケールともいう)とは、いわゆる長さを測るメジャーのことです。
正式にはコンベックスと呼ぶのですが、仕事中は専らスケールと言ってます。
呼び方が複数ある工具や材料というのは他にも色々あって、新人の頃は先輩によって言われることが違うので頭を悩ましたりすると思います、、、
話が逸れましたが、私も色々なスケールを試してきて今はこのタジマの剛圧シリーズのシンプルなマグネット付きに落ち着いてます。
購入する際、目盛りがメーター表記と尺表記があるので注意しましょう!
カッター

職人が使用するカッターはほとんどLサイズに該当するもので、(電工の方はさらに大きいものを使用したりします)文房具コーナーにあるような一般的なものより一回り大きく、刃も折れにくくなっています。
私が使用しているのが写真のタジマのドライバーカッターです。ちょっとわかりづらいのですが、写真左の先端の部分が焼き付けしてあって普通のものより硬くなっておりマイナスドライバー代わりに使えます。
が、何と言ってもこのカッターのいい点は、、、

写真のように替刃を(しかも2枚!)収納できることです!
先端は刃を折れば切れ味が復活するのですが、私の業種では腹の部分で切る事が多く、切れ味が悪くなった時にすぐ刃を交換できるのはありがたいです。
グリップも滑りにくく使いやすいので、使っている人をよく見かけますね。
プラスドライバー

ドライバーはベッセルのものを使っています。
これは(絶縁部分の破れた)普通のボールグリップドライバーに見えますが、実はラチェット式になっています。
ラチェット式というのは回転方向を一方向に固定して、逆方向に回した時にはギアが空回りしてハンドルやグリップだけが素早く元の位置に戻ってまた固定した方向に回せるので、毎回てをグリップから離して回すよりも効率よく回せる仕組みです。
そしてこのドライバーは、、、

分離しますw
確か先端の部分だけが販売されていたと思います。
単純に短くなるので狭いところでは外して使うと便利だなと思うことは時々あります。
これに関してはシンプルなドライバーの方がいいという方も多いかもしれませんね^^;
マイナスドライバー

マイナスドライバーは、結構叩いて使うことも多いので、頭に補強の入った貫通ドライバーを使っています。
コロコロ変わりますが、今はベッセルのウッディなグリップのものを使っています。
ミニラチェットドライバー

狭い所で威力を発揮するミニラチェットドライバーです。
サイズも丁度よく、ギア数が多くて細かく回せるので、このANEXのものを使っています。
プラスに限らず、六角軸のビットであれば何でも取り付けられるので、10mmや13mmのソケットビットを付けて吊りバンドレンチ代わりに使ったりもします。
これはすごく便利なんですが、あまり使ってる人見ないですね^^;
スパナ

定番のTOPのスパナです。
w3/8とM8のナットを使うことが多いので、13mmと17mmのスパナを使っています。
モンキースパナ

これも結構定番だと思うのですが、ロブスター(通称エビ)のモンキースパナです。
200mmと250mmを腰袋に入れてます。
主にフレアナットを締める時や13mm、17mm以外を締める時に使います。
この2本があればルームエアコンには対応できますね。
300mmも使うのですが、デカすぎるのでそれは工具バッグとかに入れてます。
全ネジレンチ

ベッセルの全ネジレンチです。(全ネジ回しとも言う)
全ネジとは全体にネジ山が切ってあるボルト(鉄の棒のようなもの)です。
基本的に配管や機械を吊るのにw3/8インチの全ネジを使いますので、そのサイズに対応した全ネジレンチです。
穴の空いた部分に全ネジを通して、締める方向と緩める方向があるので、任意の方向に回せば、自動的に穴のところで掴んでくれて、締めたり緩めたりできるようになっています。
プライヤーで掴むより遥かに作業性がいいです。
ペンチ

KNIPEX(クニペックス)のペンチです。サイズは確か200mmのものです。
昔はニッパーを差していたのですが、掴む機能がすぐ欲しい時があったりして、ペンチに替えました。
ビクターやフジ矢とそこまで価格差がないと思いますが、使いやすさとクオリティからコスパが高いと思います。
昔は六千円以上するKlein(クライン)のニッパーとか使っていたのですが、通電したままの電線を切ってしまった時に穴がほげてしまって、それ以来高すぎるペンチやニッパーはやめました(・_・;
ハンマーがわりに叩いて使うこともありますが、全然壊れないタフさがあります。
ケーブルカッター

ツノダのケーブルカッターです。先輩の職人さんが使っているのを見て持つようになりました。
1000円くらいで買えるのに、電線を切る、被覆を向くという機能においてはペンチやニッパーを凌ぐ機能を持ちます。
切れ味が鋭くて手が切れるほどなので、充分注意して使う必要はあります。
銅管カッター(パイプカッター、チューブカッター)

REXの銅管カッターです。呼び名はパイプカッターとかチューブカッターとあります。
これはミニサイズのチ銅管カッターになるのですが、メーカー公式で28.58mmの銅管まで切れます。
狭い所もほぼこれで対応できます。
他のミニサイズの銅管カッターと比べて遥かに切れ味がいいので早く、楽に切れます。
38.1mmの切る際などは同じくREXのRBN42Sという銅管カッターを使っています。
六角レンチ

メーカーと詳細なサイズ忘れましたが、6mmまでの六角レンチが付いた折りたたみ式のセットです。
使うのはほとんど4mm以上で、大きな業務用空調機のバルブが10mmの六角レンチが必要だったりするので、それは工具バッグに入れてます。
ペンインパクトドライバー

これも定番のマキタのペンインパクトドライバーです。
パナソニックや日立にもありますが、マキタのサイズ感とトリガーの使いやすさから私はこれ一択です。
以前のモデルはバッテリー容量が少なかったのですが、数年前のモデルチェンジ時に容量アップしてから作業量が増えて助かってます。
ペンインパクトドライバー用ソケットビット

上記のペンインパクトドライバーに装着して使うソケットビットです。
よく使う10mm、13mm、17mmのものを腰袋に差しています。
ミニラチェットに付けて使ったりもします。
水平器

ちょっとしたレベル(水平)を見るのに使う水平器です。
エビスダイヤモンドの鳶さん用のものだと思いますが、腰袋の収まりがいいのでこれを使っています。
ルームエアコンの背板を取り付ける際はもっと長さがあるものを使いますね。
点検鏡

冷媒配管を溶接した時に、裏側がちゃんと溶接できているか確認する時に使用する点検鏡です。
100円ショップで売ってます。
ペン

ペンです。
黒だったり赤だったり何かしらペンは入れてます。
全部装着すると

腰の右側からこんな感じです。
カッターが差してあるところには本当はもう一段サックがついていたのですが、酷使しすぎて破けてきてたのでとってしまいました・・・
それがあればそこにペンチを差して、充電ドライバーの方にケーブルカッター入れるような感じです。
カラビナにはラチェットを引っ掛けてます。

腰袋は、中の仕切りにモンキースパナと全ネジレンチを差してます。
右の小さなポケットにペンと点検鏡、後ろにケーブルカッターと見にラチェット入れてます。

腰袋の中にパイプカッターや六角レンチ、スパナを入れてます。

そして左側には水平器がちょうど収まりますw
テープフッカーにはビニールテープとマスキングテープを引っ掛けてます。
マスキングテープはちょっと印をつけておきたい時や、養生テープでは剥がれてしまう恐れがある時に使います。
まとめ
以上、長くなりましたが、、、ざっとこんな感じの腰道具を使っています。
KNICSのドライバー差しなどは贅沢品かなと思いますが、他の工具とかは初めのうちに買い揃えてもいいかなと思えるものばかりだと思います。
私のような会社員だと、会社から支給されたものでスタートすると思いますが、個人事業主とかになると、試行錯誤しながら工具を揃える楽しみが増えると思います。
もちろん会社員でも、仕事を覚えてきて、もっとこういう道具の方が使いやすい!とかなってくると思うので、上司や社長に相談してみてください^^;
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