こんにちは。今回からのシリーズでは、私の経験も交えて、主に業務用空調機の設置、配管を行う職人がどのようにキャリアアップしていくかを語っていきたいと思います。
就職や転職を考えている方や、空調屋になったばかりの方の参考になればと思います。
まず空調屋になるにはですが、前回少し触れた記事を参考にしていただけると幸いです。

空調設備業者に就職する場合は、会社ごとに規定があるとは思いますが、職人を募集している会社はほとんど中小企業ですし、学歴や経験の有無は問われないことがほとんどだと思います。
道具を使って作業するのが好きな人、手に職をつけたい人、車の運転が好きな人、いつも同じオフィスではなく、いろんな現場に行ってみたい人、ぜひ空調屋になりましょう。
私も全くの未経験から今の会社に拾ってもらい、空調配管工としてのキャリアをスタートしました。
道具や材料の名前もろくに分からなかったのですが、とりあえず会社から一通り必要な道具を支給してもらって、訳のわからないまま社長や先輩の車に同乗させてもらって現場に行きます。
現場に着いたらその日どんな作業をするのかの打ち合わせ、確認を行います。
現場によっては朝礼というものがあります。
現場には空調やだけでなく、建築の業者さんや電気、設備の業者さんなど、様々な業者が入場して作業しますので、どの業者がどこでどんな作業をするのかを確認したり、搬入の予定や通行できる場所の確認して安全に作業するための朝礼です。
そして作業が始まるのですが、基本的に先輩職人さんの仕事を見ながら覚えていく感じです。
職人のそばについて道具や材料を手渡したりする役割を、『テゴ』と言ったりするのですが、1年目は先輩職人のテゴをしながら、何をどのようにしているのかを見て覚えていく感じです。
職人の世界はマニュアルのようなものはないことが多く、昔から『見て覚えろ』的な世界です。
職人の技術は、やはり実務で経験しなければ身につかないことが多いので、マニュアルなんか見たところで、という感じですが、何か行き詰まった時に確認できる資料があるといいなと思ったりしています。
※いずれはそういうコンテンツを作ってみたいと思っています(・_・;
ではただ仕事を見ていればいいのかというとそういうわけではありません。
最初は見ているだけでしょうが、一連の流れが分かってくると、次の作業がなんなのか想像できるようになります。
そうすると、先輩職人さんは次にどんな道具や材料を必要としているのか分かってきます。
テゴの人間がそれをあらかじめ用意してくれると、先輩職人に
『こいつ、やるな!』
と思わせることができます。
それだけでなく、そういう仕事の流れがイメージできると、自分がいざやって見る時にスムーズに行きます。
こういうことを心がけていると成長が早いです。
説教じみてきてすみません、、、
1年目といえば、私は身長170cmに対して体重50kgくらいしかなく、とにかく
『力が無い!』
と先輩達から言われておりました。
空調屋も100kgを超える室外機を2人で運んだり、力仕事があります。
力が無いと言われ続けて悔しかったので、プロテイン飲んで筋トレしてました。
おかげで今は57kgになって、力も仕事するのに困らないくらいにはなってます。(今はもうプロテイン飲んでません)
1年目のまとめ
- 先輩職人と一緒に現場に行き、先輩職人のテゴをする。
- テゴをしながら自分が作業しているようなイメージを持って先輩職人の仕事を見て学ぶ
- それを実践してみる。
- 力に自信が無ければ最低限の体作りをする。
といったところです。
ではまた次回!
コメント