こんにちは、今回は空調屋さん御用達の車両たちを紹介していきたいと思います。
前提として、空調屋するなら普通自動車免許はほぼ必須です。(オートマ限定でも可だが、会社のトラックを運転する時などなどマニュアルが必要な場合がある)
『自分が運転しなくても同僚やパートナーが運転してくれるから問題ない』
と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的に会社の募集要項でも条件に含まれることがほとんどですし、独立も考えているなら必須です!
何はともあれ、車輌がないと現場まで道具や材料を持っていくことができません!
私は免許を取得したのが28歳と遅かったのですが、取得してから世界が広がりましたし、今の仕事を始めることができました。
もっと早く取得しておけばよかったと思います^^;
もちろん、車を運転することは常に事故のリスクが伴いますし、加害者や被害者になってしまう可能性があるのですが、運転も仕事のうちですから、日々運転技術の向上と安全運転に努めていきましょう!
たまに5ナンバーのミニバンなどで仕事に使ってらっしゃる方もいますが、基本的に4ナンバー(貨物)扱いのもので紹介していきます。
トヨタ ハイエース(レジアスエース)バン

日本が誇るトヨタの商用車、貨物車の定番です。
室内広さ、使いやすさはダントツ。
現在入手しようとすると、中古でも2004年以降販売されている200系という型になるのですが、以前は販売店がトヨペット系だとハイエース、ネッツ系だとレジアスエースという名前で販売されていました。
2020年5月から全店舗で全車種販売が始まってからはハイエースに統合されているようです。
新車であればハイエースになり、中古で買う場合には両方選択肢になると思いますが、中身は全く一緒ですのでどちらを選んでも大丈夫だと思います。
※レジアスエースを購入してハイエースのエンブレムを付ける、という技もあります。
4ナンバーサイズの標準タイプ(ロング)は全長はまあまあ長いのですが、意外と5ナンバーサイズの車幅しかなく、ほぼ真四角なので車幅感覚は掴みやすいです。
前輪の上に運転席があるのでハンドルを切るタイミングが乗用車と違ったりしますが、慣れれば運転しやすい車だと思います。
また、高さもありますが、キャリアを付けていなければ2.0m以下、キャリアを付けていても(モノにもよりますが)2.1m以下の立体駐車場に入ることができます。※脚立を積んでいたら当たります^^;
積載量がもっと欲しければスーパーロングやワイド、ハイルーフのモデルもありますが、標準(ロング)のサイズでも車内に4mのパイプを乗せたりできるので必要十分だと思います。
初期費用はかかりますが、ディーゼルエンジンのモデルを選んだ方が耐久性があり燃料費もガソリンより安く済みますし、リセールバリューも高いです。
個人事業主の空調屋さんの半分以上がハイエースに乗ってるんじゃないかと思います。
グレードがDX(いかにも貨物)とSUPER-GL(上質)がありますが、個人事業主の方は自家用車を兼ねることが多いのでSUPER-GLを選ぶことがほとんどですし、その方が満足感が高いです。
3ナンバーで定員10名のワゴン仕様もあります。
トヨタ タウンエース

ハイエースより全長が短いため、4mのパイプはそのままは入りませんが、軽箱バンより積載量に優れています。
また、軽箱バンに慣れていれば、その延長のような運転感覚ですので、すぐ慣れることができると思います。
初期費用を抑えたければ選択肢に入ってきます。
日産 キャラバン(NV350)

ハイエースのライバル車種です。
実車のハッチにはNV350というロゴの方が目立つように記されていますが、昔からあるキャラバンという名前の方が馴染みがあってよく使われていると思います。
積載量はハイエースと同等ですが、前席の足元(特に助手席側)がハイエースより少し窮屈なのと、私的にアクセルがふわふわでクセがあるのが難点です。
また、ハンドル径がハイエースより小さく、乗用車に近いです。
私はハイエース派ですが、以前うちにいた社員はキャラバンの方が運転しやすいと言っていましたので、慣れの問題もあるかもしれません。
ハイエースとの比較検討であれば見た目の好みで選んでも良いかもしれません。
中古価格もハイエースよりお手頃です。
ちなみにグレードはDX(いかにも貨物)とプレミアムGX(上質)があります。
ハイエースと同じくワゴンは3ナンバー、定員10名の設定もあります。
日産 バネット(NV200)

タウンエースの日産版、といった感じです。
昔のバネットはOEM供給されていたマツダのボンゴでしたが、NV200という名前を併用するようになってからは日産のオリジナルになっています。
デザインが個性的で個人的には好きですね。
これもDXとGX、さらにその間のVXというグレードがあります。
また定員5〜7名の5ナンバーワゴンもあります。
ダイハツ ハイゼットカーゴ

これも商用車として定番の軽箱バンです。
トヨタのPIXIS VANや、スバルの現行のサンバー(以前はスバル自社製)はこのハイゼットのOEM車です。
駐車スペースが狭くても駐めやすいし、小回りが効くので、狭い住宅街などで威力を発揮します。
ルームエアコン専門の業者や、修理・メンテナンス業者の商用車としてよく使われています。
スズキ エブリイ

ダイハツ ハイゼットのライバルです。
積載量はハイゼットと同等ですが、運転席のスライド幅がハイゼットより少なく、あまり後ろにさがらないため、背が高い方は足元が窮屈かもしれません。
以上紹介してきましたが、予算が許すならば、おすすめはやはりトヨタのハイエースか日産のキャラバン(NV350)です。
パッケージエアコンの施工を専門とする業者はもちろん、ルームエアコン専門の業者でもたくさん積んで一度に複数のお宅に取付に行けるので効率よく仕事をこなすことができます。
もし独立開業資金が厳しく、初期費用を抑えたいというのであれば軽箱バンでも工夫次第で仕事をこなしていくことはできると思います。
ハイエースやキャラバンのいいところは、あんまり深く考えなくてもかなりの荷物を
『積めてしまう』
ということです。その分別のことに集中できるのでやはりおすすめなのです。
私的には、運転しやすく使いやすい、長く使ってもリセールバリューが高い点からハイエースをおすすめします!
以上、参考になれば嬉しいです。
ディーラーで新車が買えればそれに越したことはないですが、中古で探すならやはりグーネットやカーセンサーで探すのが便利かと思います。
ハイエースは専門店もあるので色々探すのも面白いと思います!
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